前編では、エルパソで車を借りて、検問を通るところまで書きました。中編は、いよいよホワイトサンズです。公園に入ると、道が少しずつ、白くなっていきます。
※写真は、すべて筆者が撮影したものです。
最初はまばらだった白い砂が、奥へ進むにつれて、雪の壁のように高くなる。道路まで、真っ白に染まる。別の世界に迷い込んだような景色でした。
- 純白の砂は、日差しを強く返す。サングラス、日焼け止め、水は、必須だった
- ソリとワックスは、ビジターセンターで買った。「ワックスを忘れずに」と言われた
- 場所は、ニューメキシコ州の南部。アメリカでは年間70万人以上が訪れる
- 砂が白い理由は、石膏。公式の説明では、水が蒸発して残った石膏が、砂になった
※これは私の体験談です。公園の開園時間や設備は、変わることがあります。出かける前に、公式の情報で確認してください。
ホワイトサンズは、アメリカのどこにあるのか?
ホワイトサンズ国立公園は、アメリカ南西部、ニューメキシコ州の南部にあります。メキシコとの国境からも、そう遠くありません。周りを山に囲まれた、トゥラローサ盆地の中です。NPS の公式ページ(White Sands 行き方、2026年11月3日に確認)をもとに、近くの街との位置関係を整理します。
| 街 | 公園との位置関係(NPS による) |
|---|---|
| アラモゴード(ニューメキシコ州) | 公園の東、約15マイル(約24km)。ガソリンスタンドや宿はここ |
| ラスクルーセス(ニューメキシコ州) | 公園の西、約52マイル(約84km)。車で約1時間 |
| エルパソ(テキサス州) | 最寄りの空港がある街。約85マイル(約137km)、車で約1.5時間 |
公園の入口は、ハイウェイ US-70 のすぐ脇にあります。公園のすぐ隣は、軍のミサイル試験場(ホワイトサンズ・ミサイル実験場)です。NPS の基本情報のページ(基本情報)には、ミサイル試験のために、公園が一時的に閉まることがある、と書かれています。
アメリカ人と日本人に、どれくらい知られているのか?
わかった範囲を、正直に整理します。
| わかったこと | 出典・注意 | |
|---|---|---|
| アメリカ | 1933年に国定記念物になり、2019年12月に「国立公園」へ昇格した(62番目の国立公園) | NPS の発表(2019年12月のニュースリリース) |
| アメリカ | 年間の訪問者は、2021年に782,469人(公園として過去最高)。2023年は729,096人、2024年は702,236人と報じられている | NPS の統計ページ(Park Statistics)と、地元報道 |
| 日本 | 知名度を示す統計は、見つかりませんでした。日本語の旅行会社のサイトには、ホワイトサンズを回るツアーが載っています | 旅行会社のページ。人気や知名度の高さを示すものではありません |
数字を見ると、アメリカでも、毎年数十万人が訪れる、有名な観光地です。ただ、日本人がどれくらい知っているかは、データがありません。私の感覚で言えることは、一般的な観光ガイドの、定番コースではないということくらいです。日本の砂丘というと、鳥取砂丘が浮かぶ人が多いと思います。ホワイトサンズは、砂の成分が石膏で、色も、手触りも、まったく違います。
※「知名度が高い、低い」を断定できる資料は、見つかっていません。この点は、確かな数字が分かり次第、書き直します。
周辺には、何があるのか?
ここは、私が訪れた場所ではなく、公式情報や観光情報で調べた内容です。私は、この旅では、ホワイトサンズだけを回りました。
| 場所 | どんなところか | 注意 |
|---|---|---|
| ニューメキシコ宇宙博物館(アラモゴード) | 宇宙開発の展示とプラネタリウム。NPS では、公園から約19マイル(約30km) | 開館時間は、公式で確認 |
| オリバー・リー記念州立公園 | 山のふもとの、泉と谷がある公園。砂漠とは、違う景色 | 公園からの距離が、資料によって違う。地図で確認 |
| クラウドクロフト | アラモゴードから山を登った、松の森の避暑地。砂漠から森への景色の変化が、見どころとされる | アラモゴードから、車で約25分とする資料がある |
| トリニティ・サイト | 1945年に、世界で初めて原子爆弾の実験が行われた場所。軍の敷地内にある | 一般公開は、年に2回の限られた日だけ。日程は、公式で確認 |
トリニティ・サイトは、日本人にとって、特別な意味を持つ場所です。訪れる場合は、公式の案内を確認し、じっくり時間を取るのがよいと思います。
また、公園には、季節による違いがあります。NPS の基本情報のページによると、このあたりは、年間約330日が晴れです。夏の日中の平均気温は約36℃(97°F)、冬は約16℃(60°F)。雨の多い季節(モンスーン)は、7月初めから10月中ごろまでです。
真っ白な砂は、なぜ白いのか?
ホワイトサンズの砂は、一般的な砂浜の砂とは違い、石膏(gypsum)でできています。NPS の解説(Geology of White Sands、2026年11月3日に確認)によると、周りの山から溶け出した石膏が、出口のない盆地(トゥラローサ盆地)に流れ込み、水が蒸発したあとに石膏が残ります。それが、砕けて細かい砂になり、風に運ばれて砂丘になりました。詳しい流れは、前編に書いています。




| 疑問 | 公式の説明(要点) |
|---|---|
| なぜ白い? | 砂が、石膏でできているため |
| 石膏は、どこから来た? | 周りの山から、水に溶けて盆地に流れ込んだ |
| 砂になるまで | 水が蒸発して残った石膏が、風化して細かくなり、風に運ばれた |
※砂丘のできた時期や面積は、資料によって数字が違います。この記事では、数字は書きません。
車を降りる前に、何を準備したのか?
車を降りる前に、絶対に忘れてはいけないと思ったのが、サングラスと日焼け止めです。純白の砂は、太陽の光を強く返すので、裸眼では目が開けられないほど眩しくなります。また、乾燥で、水分が、あっという間に奪われます。


NPS の安全のページ(White Sands 安全情報、2026年11月3日に確認)には、水は、1人1日あたり1ガロン(約4リットル)が推奨されている、と書かれています。水が手に入るのは、ビジターセンターだけです。日差しや気温も、季節によって、大きく違います。
ビジターセンターで、ソリとワックスを買ったときの英語は?
遊びの準備は、ビジターセンターで済みました。ここで、プラスチック製のソリと、固形のワックスを買いました。そのとき、現地のスタッフから、ワックスを忘れないように、と言われました。「ワックスがないと、滑らないよ」という意味です。
短い一言ですが、旅先では、こうした短いアドバイスが、一番役に立ちます。
| 場面 | 使える英語(あとから整えたもの) |
|---|---|
| ソリを買いたい | I’d like to buy a sled, please. |
| ワックスも必要か確認する | Do I need wax for this? |
| 言われたこと(再現) | Don’t forget the wax. (ワックスを忘れないでね) |
※上の英語は、あとから整えた言い方です。当時、私が口にした英語そのものではありません。
砂丘で、ソリ遊びは、どうだったのか?
いざ、砂丘に登ろうとすると、サラサラの砂に足が埋まって、数メートル進むだけでも息が上がります。でも、靴を脱いで裸足になると、ひんやりした砂が、とても気持ちよかったのを覚えています。砂まみれになるのも、全く気になりません。




- ソリの裏に、ワックスをしっかり塗る
- 息子を抱いて、斜面を下る
- どこで転んでも、ふかふかの砂が受け止めてくれる
想像以上のスピード感と、転んでも大丈夫という安心感で、大人も、時間を忘れるほど、夢中になりました。
よくある質問
ソリは、どこで買えますか?
私は、ビジターセンターで買いました。NPS の「基本情報」のページには、ソリの販売の記載は、見つかりませんでした。出かける前に、公式の情報で確認してください。
日差しの対策は、何が必要ですか?
私は、サングラス、日焼け止め、水を用意しました。気温や日差しの強さは、季節によって大きく違います。NPS の安全のページを、必ず確認してください。
- 前編 エルパソから検問まで
- 中編 白い砂丘で、ソリ遊び(この記事)
- 後編・総集編 夕暮れの砂丘と、命綱だった英語
※この記事は、私の旅の体験をもとにしたものです。設備や費用は変わることがあるので、出かける前に、公式の情報で確認してください。
私が何者で、どんな経緯で英語をやり直しているかは、運営者情報に書いています。






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