TOEIC Speaking & Writing

「Happy Birthday」が通じなかった|GSETを6か月、毎日やって分かった、英語は“口の筋トレ”という話

Happy Birthdayが通じなかった。GSETを6か月、毎日続けて分かったことのアイキャッチ画像(AIで作成)

「Happy Birthday」。これくらいなら、さすがに通じる。そう思っていました。ところが、聞き取ってもらえませんでした。

※アイキャッチ画像は、イメージです(AIで作成。写真に写っている人物は、実在の人物ではありません。ロゴも、AIが描いたイメージです)

難しいビジネス用語ではありません。誰でも知っている、あの「Happy Birthday」です。単語を知らないわけでもありません。それなのに、通じない。この経験は、私の英語学習の考え方を変えました。

この記事の3つのポイント
  • 英語は、知っているだけでは通じない。音を、自分の体で再現できるかが大事だった
  • GSET を、シリコンバレー駐在中に6か月、毎日続けた。録音して、直されて、また声に出す
  • 私が学んだのは、「知識を反射に変える」ことだった

※これは私の体験談です。GSET の効果や、TOEIC のスコアを保証する記事ではありません。

英語は、なぜ「知っている」だけでは通じないのか?

それまでの私は、英語力を、知識の量で考えるところがありました。単語を覚える。文法を覚える。問題を解く。もちろん、全部大切です。しかし、Speaking には、もう一つの要素がありました。その音を、自分の体で再現できるか。

私は特に、曖昧母音、いわゆるシュワ音が苦手でした。頭では分かっている。でも、自分で発音すると、違う。この差を埋めるために取り組んだのが、GSET でした。

GSET を、どう続けたのか?

取り組んだのは、シリコンバレーの駐在中です。期間は6か月。決めたのは、毎日必ずやることでした。

  1. 自分の音声を録音する
  2. 先生に送る
  3. フィードバックを受ける
  4. また、声に出す

「今日は忙しいから、やめておこう」を、できるだけ作らない。英語を「勉強する」というより、毎日のトレーニングに近い感覚でした。

GSET は、英語力を何に分けて鍛えるのか?

GSET の公式サイト(GSET、2026年11月3日に確認)では、英語力を、次の6つの要素に分けています。

分類要素
通じる英語力英語の声/発音/リズム
自由に話せる力組み立て/スピード/量

公式サイトには、音声を提出して、ネイティブのトレーナーに添削してもらう仕組みも書かれています。ただし、これは現在のサービスの説明です。私が受講していた当時と、同じとは限りません。申し込む前に、公式サイトで今の内容を確認してください。

この考え方は、私の経験と重なります。特に印象に残っているのは、英語は、口先だけで作るものではないという感覚でした。息の使い方、口の形、喉、強弱、リズム。正しい単語を、正しい文法で並べれば、英語になる。そう思っていたところがありました。でも、相手に届かなければ、コミュニケーションになりません。「Happy Birthday」が通じなかったことは、それを、とても分かりやすく教えてくれました。

録音すると、何が分かったのか?

効果を感じた理由の一つは、自分の声を録音することでした。話しているときは、「それなりに話せている」と思ってしまいます。ところが、録音した自分の英語を聞くと、違いました。

  • 思ったより、平坦
  • 思ったより、カタカナ
  • 言葉と言葉が、ぶつ切り
  • 自分では、正しく言ったつもりなのに、先生には違う音として聞こえている

なかなか厳しい経験です。でも、だからこそ、直すところが分かります。

TOEIC S&W にも、効果を感じたのか?

私の場合は、感じました。ただし、誤解のないように書いておきます。GSET が、TOEIC 専用の試験対策だったという意味ではありません。

TOEIC Speaking の評価の観点は、IIBC の公式ページ(TOEIC Speaking 試験の構成)によると、音読は発音と抑揚・強勢、写真描写はそこに文法・語彙・一貫性、応答は内容の妥当性・完成度まで広がります。GSET の6要素と、重なる部分があります。私なりに並べると、次のとおりです(私の整理です。公式の対応表ではありません)。

TOEIC Speaking で見られるもの重なると感じた GSET の要素
発音、抑揚・強勢英語の声/発音/リズム
文法・語彙・一貫性組み立て
制限時間内に答え切るスピード/量

だから私には、GSET で体に落とし込んだ力が、TOEIC Speaking でも生きたという感覚があります。

私が学んだのは、何だったのか?

TOEIC L&R では、考えて、正解を選びます。Speaking では、それだけでは足りませんでした。相手から何か言われる。その瞬間に反応する。口を動かす。途中で完璧な表現が見つからなくても、知っている表現で続ける。

GSET を6か月、毎日続けた経験から得たものを一言で表すなら、「知識を反射に変える」です。英語は、頭だけで勉強するものではありません。口も、喉も、耳も使う。だから私は、今でも英語を、ある意味、筋トレに近いものだと思っています。

でも、フォームを作るだけでは、実戦で使えるとは限りません。次に必要だったのは、実際のネイティブを相手に、逃げずに英語を使うことでした。そこで週3回続けたのが、Cambly です。次回は、ある講師に言われた一言で、オンライン英会話の使い方が変わった話を書きます。

よくある質問

GSET は、どれくらい続けましたか?

私は6か月、毎日取り組みました。これは私個人の受講経験であり、同じ期間が全員に必要という意味ではありません。

GSET は、TOEIC Speaking の対策になりますか?

私には、効果を感じる部分がありました。ただし、GSET を TOEIC 専用の教材として使ったわけではありません。発音、リズム、スピード、話す量など、Speaking で必要になった力と重なる部分があった、というのが私の実感です。

※この記事は、私の学習の体験をもとにしたもので、スコアの向上や学習の効果を保証するものではありません。サービスの内容は変わることがあるので、申し込みの前に、公式サイトで最新の情報を確認してください。

私が何者で、どんな経緯で英語をやり直しているかは、運営者情報に書いています。