TOEIC の参考書を20周。試験直前は、朝3時から模試。GSET は6か月、毎日。Cambly は週3回。こう書くと、「とにかく大量に勉強した人」に見えるかもしれません。
※アイキャッチ画像は、イメージです(AIで作成。写真に写っている人物は、実在の人物ではありません)
でも、私が最終的に大切だと思うようになったのは、量だけではありません。むしろ、一つずつ、自分のものにすることです。私は、これを勝手に、「バームクーヘン型英語学習」と呼んでいます。
- 英語には、「知っている」と「使える」の間がある
- TOEIC → GSET → Cambly → 復習。薄い層を、一枚ずつ重ねた
- 新しい教材に進むことと、英語力が増えることは、同じではない
※これは私の体験談です。この方法で、誰でも同じ結果になるという意味ではありません。
英語には、「知る」と「使える」の間がある
たとえば、新しい英語表現を10個覚えます。翌日、見れば意味は分かる。でも、海外の人との会議で、その表現を自分から使えるでしょうか。私の場合、そう簡単ではありませんでした。だから Cambly では、一レッスン一表現を意識しました。新しい表現を一つ使う。次の回でも使う。自然に出るようになったら、次を足す。バームクーヘンの薄い層を、一枚ずつ重ねるイメージです。

4つの層は、それぞれ何だったのか?
| 層 | やったこと | 身についたこと |
|---|---|---|
| 第1層 | TOEIC(645点 → 900点) | 語彙、文法、読む力、聞く力、限られた時間で処理する力 |
| 第2層 | GSET(6か月、毎日) | 声、発音、リズム。英語は知識だけではない、という実感 |
| 第3層 | Cambly(週3回) | 予想外の質問に、新しい表現を使ってみる経験 |
| 第4層 | 復習で、もう一度使う | 「知っている」が、「使える」に変わる |
第1層 TOEIC で、土台を作った
スタートは645点でした。そこから900点まで伸ばしました。『860点 奪取の方法』を20周し、Reading では Part 7 → 6 → 5 の順番も試しました(第1回)。TOEIC L&R が測るのは、Listening と Reading の2つの力です。重要な土台でした。ただし、「話す」層は、まだ十分ではありませんでした。
第2層 GSET で、体に落とした
6か月、毎日、録音しました。発音で間違える。先生に指摘される。また声を出す。シュワ音など、苦手な音にも向き合いました。ここで、英語は知識だけではないと実感しました(第3回)。
第3層 Cambly で、実戦に出した
Cambly を週3回。ここでは、予想外の質問が来ます。言葉に詰まります。いつもの表現に逃げます。講師から「決まりきったことばかり言っている」と指摘され、一レッスン一表現にしました。新しく覚えたものを、実際の人間に使う。ここで初めて、「知っている」が「使った」に変わります(第4回)。
第4層 復習で、もう一度使う
私は、ここが一番大切だと思っています。一度使って終わりにしない。次のレッスンでも使う。仕事でも使う。テレビやカンファレンスで同じ表現が出てきたら、気づく。そうやって、同じ英語と何度も出会います。薄い層が重なります。だから、バームクーヘンです。
「教材を増やす」と「英語力が増える」は、同じなのか?
私は、『860点 奪取の方法』を20周しました。この経験からも、新しい教材に進むことが上達だとは限らないと思っています。もちろん、次々に新しい本を終えていくやり方が合う人もいます。でも、私の場合は、同じものに何度も戻るほうが効果的でした。TOEIC でも、発音でも、英会話でも、やっていたことは同じです。反復して、自分のものにする。
忙しい会社員なら、どんな一週間にするのか?
毎日何時間も確保するのは、難しいと思います。だから私なら、次の循環を作ります。
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | TOEIC などで、インプットを作る |
| 2 | 声に出して、アウトプットする |
| 3 | オンライン英会話で、一つ試す |
| 4 | 復習して、もう一度使う |
大切なのは、「今日は2時間できなかった」ではありません。今日、一層重ねられたか、です。10個覚えて10個忘れるより、一つ残す。その一つが100日積み上がれば、大きな差になります。
英語の勉強は、「完成」しなくていいのか?
私は、TOEIC L&R 900点、S&W 340点まで伸ばしました。でも、それで英語学習が完成したとは思っていません。知らない表現は、今でもあります。言えないことも、あります。だから、今でも学びます。昔と違うのは、どう学べば、自分の英語として残るのかが、少し分かるようになったことです。
次回は最終回です。今、私が若いメンバーに英語を伝えるとき、なぜ「一度にたくさん教えない」のか。管理職になった今の視点から書きます。
よくある質問
バームクーヘン型の学習法は、誰にでも合いますか?
分かりません。これは、私が自分の経験から整理した考え方です。私は「同じものに何度も戻る」ほうが合っていましたが、次々に新しい教材を使うほうが合う人もいると思います。
どれか一つだけやるなら、何ですか?
目的によって違うと思います。ただ、どの方法を選んでも、「使ってみる → 復習する → もう一度使う」の循環を入れることを、私はおすすめします。
※この記事は、私の学習の体験をもとにしたもので、スコアの向上や学習の効果を保証するものではありません。
私が何者で、どんな経緯で英語をやり直しているかは、運営者情報に書いています。







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