TOEIC Speaking & Writing

TOEIC L&R 900点でも、Speakingでは言葉が出ない|「知っている英語」と「使える英語」の違い

L&R 900点でも話せない。TOEIC Speakingで分かった、知っている英語と使える英語の違いのアイキャッチ画像(AIで作成)

TOEIC L&R は、645点から900点まで伸びました。ところが、そこで英語の勉強が完成したわけではありませんでした。むしろ、次の壁が、はっきり見えました。

※アイキャッチ画像は、イメージです(AIで作成。写真に写っている人物は、実在の人物ではありません)

英語を知っていることと、自分の口から、すぐに英語を出せることは、違う。

この記事の3つのポイント
  • L&R は、4つの選択肢から選ぶ。Speaking は、ゼロから自分で英語を作る
  • Speaking は、考える時間が短い。「日本語で考えて、英語に訳す」では間に合わない
  • 意見問題は、「結論 → 理由 → 具体例」の順に話すと、話を続けやすい

※これは私の体験談です。Speaking の点数が必ず上がる方法を、紹介する記事ではありません。

L&R 900点でも、なぜ Speaking は別の壁だったのか?

900点は、私にとって一つの達成でした。Reading が苦手だったところから、『860点 奪取の方法』を20周し、時間を意識して模試を解きました。読む力と聞く力は、以前より確かに強くなっていました。

でも、Speaking は問題の性質が違います。正解を選ぶことができません。ゼロから、自分で英語を作らなければならないのです。ここに、大きな壁がありました。

TOEIC Speaking は、考える時間がどれくらいあるのか?

IIBC の公式ページ(TOEIC Speaking 試験の構成、2026年11月3日に確認)では、問題の形式ごとに、準備時間と解答時間は次のとおりです。

問題の形式問題数準備時間解答時間
音読2各45秒各45秒
写真描写2各45秒各30秒
応答3なし15秒または30秒
提示情報に基づく応答345秒15秒または30秒
意見表明145秒60秒

Speaking は全部で11問、所要時間は約20分です。応答問題には準備時間がなく、すぐに答え始めなければなりません。知識を検索している時間は、ありません。

日本語で答えを考える。英語に訳す。文法を確認する。話す。この手順では、間に合わないのです。

写真を見て「分かる」のに、なぜ説明できないのか?

Speaking を練習すると、これがよく分かります。たとえば、男性がテーブルでパソコンを使っている写真だとします。見れば、一瞬で分かります。問題は、ここからです。

  • 男性は、何と言えばいいのか
  • テーブルは? 「パソコンを使っている」は?
  • 現在進行形にするのか
  • 前置詞は、何を使うのか

30秒しかないのに、頭の中で日本語と英語を行ったり来たりしていました。そこで意識するようになったのが、完璧な英文を作ってから話そうとしないことです。

順番やること
1見えたものから、英語にする
2主語を決める
3動作を言う
4場所や周りの情報を足す

Speaking では、この「反射」を作る必要がありました。

60秒の意見問題は、どう話したのか?

さらに難しいのが、自分の意見を話す問題です。意見表明は準備45秒、解答60秒。Yes か No を答えるだけでは足りず、自分の意見と理由を述べます。公式ページによると、評価の観点は、発音や抑揚だけでなく、文法・語彙・一貫性、内容の妥当性・完成度まで含まれます。

私が意識したのは、複雑な話をすることではありません。次の順番です。

順番話すこと仕事の説明にたとえると
1結論最初に、何を言いたいのか
2理由なぜ、そう思うのか
3具体例どんな経験があるのか

この順番があるだけで、英語が多少シンプルでも、話を続けやすくなります。

S&W は340点まで伸びた。そのあと何が課題になったのか?

私の TOEIC Speaking & Writing は、2022年に340点になりました。ただ、ここでも大事なのは、点数そのものではありません。L&R の勉強で身につけた英語を、どうすれば「自分から出す英語」に変えられるのか。これが、次のテーマになりました。

その答えを探す中で、大きな影響を受けたトレーニングの一つが、GSET でした。英語をさらに「勉強する」のではありません。声に出す。録音する。直される。また出す。私は、これを6か月、毎日続けました。次回は、その話を書きます。

よくある質問

TOEIC L&R 900点なら、Speaking も話せますか?

少なくとも私の場合は、別でした。IIBC も、L&R を「聞く・読む」のテスト、Speaking を発音・語彙・文法・一貫性・内容などを評価する別のテストとして設計しています。

TOEIC Speaking では、難しい単語を使うべきですか?

私の場合は、難しい単語を探すより、限られた時間で、結論・理由・具体例まで話し切ることを優先しました。

※この記事は、私の学習の体験をもとにしたもので、スコアの向上や学習の効果を保証するものではありません。試験の形式は変わることがあるので、受験の前に、公式サイトで最新の情報を確認してください。

私が何者で、どんな経緯で英語をやり直しているかは、運営者情報に書いています。