TOEIC Speaking & Writing

TOEIC 645点→900点|『860点 奪取の方法』を20周して、Part 7から解いた理由

TOEIC 645点から900点へ。参考書『860点 奪取の方法』を20周した勉強法のアイキャッチ画像(AIで作成)

TOEIC で900点を取るために、たくさんの参考書を買う必要はありませんでした。私がやったのは、むしろ逆です。一冊を20周しました。そして Reading では、ふつうの順番とは逆に、Part 7 → Part 6 → Part 5 の順に解きました。

※アイキャッチ画像は、イメージです(AIで作成。写真に写っている人物は、実在の人物ではありません。書籍の表紙も、AIが描いたイメージです)

そこまでやって、TOEIC L&R は645点から900点(2022年3月)まで伸びました。この記事では、Reading が苦手だった私が何を変えたのかを、体験をもとに書きます。

この記事の3つのポイント
  • 解けない問題は、決めた時間が来たら、手放して次へ行く
  • Reading が苦手だったので、頭が疲れていない最初に Part 7 から解いた
  • 新しい本に移らず、『860点 奪取の方法』を20周した

※これは「Part 7 から解けば誰でも900点を取れる」という記事ではありません。私が試行錯誤して、自分に合った方法を見つけた体験談です。

645点の私は、Reading の何が苦手だったのか?

一番の壁は Reading でした。TOEIC L&R の Reading は、75分で100問です。IIBC の公式ページ(TOEIC L&R 試験の構成、2026年11月3日に確認)では、構成は次のとおりです。

Part内容問題数
Part 5短文穴埋め30問
Part 6長文穴埋め16問
Part 7読解54問
合計(75分)100問

苦手だったころの私は、一問をきちんと理解してから、次へ進もうとしていました。

  1. 分からない
  2. もう一度読む
  3. まだ分からない
  4. 考える
  5. 気がつけば、時間がない

これでは、最後までたどり着けません。そこで、自分のルールを一つ作りました。

私のルール

決めた時間が来たら、解けなくても次へ行く。

なぜ「全部解く」ことを、一度あきらめたのか?

これは、仕事に少し似ています。100点の資料を作ろうとして、締め切りを過ぎてしまえば、本来の目的を達成できません。TOEIC も同じだと考えました。難しい一問に数分を使って、そのせいで、後ろにある「自分なら解けたはずの問題」を、何問も落とす。それなら、分からない問題は、手放したほうがいい。

私は、考える問いを変えました。

以前今
この問題を、解けるか?この問題に、今、時間を使うべきか?

この意識の変化は、大きかったと思います。

なぜ Part 7 から解いたのか?

さらに、問題を解く順番も変えました。

Reading 100問を解く順番の図。ふつうは Part 5、6、7 の順。私は Part 7、6、5 の順

理由は、単純です。Reading が苦手だったからこそ、一番頭が疲れていないときに、長文に向き合いたかったのです。Part 7 は、Reading 100問のうち54問を占めます。最後に残った時間で54問と戦うより、最初に54問に向き合うほうが、私には合っていました。

この順番は、公式が勧めている解き方ではありません。あくまで、Reading が苦手だった私が、たどり着いた方法です。

やってみて、何に気づいたのか?

Part 7 を最初に解くようになって、意外なことに気づきました。長い英文だからといって、必ずしも難しいわけではありません。

  • 私は、長文を見るだけで「難しそうだ」と身構えていた
  • 読んでみると、メールや案内など、何について書いているかが分かれば、読み進められるものもあった
  • 逆に、短い問題でも、語彙を知らなければ解けない

「文章の長さ=難易度」という思い込みが、崩れました。

『860点 奪取の方法』を、どう使ったのか?

繰り返し使ったのが、藤枝暁生さんの『TOEIC L&R テスト 860点 奪取の方法』(旺文社)です。旺文社の公式ページ(書籍ページ、2026年11月3日に確認)によると、730点を超えたものの、860点の壁を越えられない人向けに、860点に必要な問題と解き方を絞った本です。Part 4 の設問と選択肢を読む速さ、Part 5 の難しい前置詞、Part 7 の文挿入問題などを扱っています。

私は、この本を20周しました。

同じ問題を繰り返すと、「答えを覚えてしまうから、意味がないのでは?」と思うかもしれません。私が欲しかったのは、答えだけではありませんでした。なぜ、これが正解なのか。なぜ、これは違うのか。その判断を、速くすることでした。新しい本に進むより、間違えた問題に、もう一度戻る。また間違えたら、もう一度。

試験直前は、どうしたのか?

直前期は、朝3時に起きて、毎朝、模試を解きました。

今振り返ると、誰にでも朝3時起きを勧めようとは思いません。大切だったのは、3時という時刻ではなく、本番と同じように、時間を決めて解くことを、繰り返したことだと思っています。勉強なら、分かるまで考えられます。本番では、できません。だから、練習から時間を測りました。解けない。でも、時間が来た。次へ行く。これを、何度も繰り返しました。

645点から900点まで、何が変わったのか?

変えたことやり方
時間の考え方決めた時間が来たら、解けなくても次へ行く
解く順番Reading は、Part 7 → 6 → 5 の順
教材『860点 奪取の方法』を、20周
直前期朝3時に起きて、毎朝、模試を時間どおりに解く

もちろん、一つのやり方だけで、255点上がったわけではありません。語彙も、Listening も、繰り返し問題を解くことも、やりました。ただ、Reading が苦手だった私にとって一番大きかったのは、「全部理解してから進む」という勉強のくせを、本番に持ち込まなくなったことでした。

900点を取れば、英語は終わりなのか?

900点を取れば、英語で困らなくなる。どこかで、そんな期待もありました。でも、現実は違いました。聞ける。読める。でも、自分の言葉として、すぐに口から出すのは、別の能力でした。

IIBC も、TOEIC L&R を、「聞く」「読む」の2つの力を測るテストとしています。ここから、私の勉強は、点数を上げる英語から、「口から出る英語」へ変わっていきます。次回は、TOEIC Speaking & Writing に挑戦して分かった、「L&R 900点の先にあった壁」について書きます。

よくある質問

TOEIC の Reading は、Part 7 から解いたほうがいいですか?

万人におすすめする方法ではありません。私は Reading が苦手で、疲れる前に、一番問題数の多い Part 7 に取り組むために、逆の順番を選びました。まず模試で、いくつかの順番を試して、自分に合う方法を確かめることをおすすめします。

同じ問題集は、何周すればいいですか?

私は20周しましたが、「20周」が正解という意味ではありません。大事なのは、周回数ではなく、なぜ正解で、なぜ不正解なのかを、自分で説明できるところまで繰り返すことだと考えています。

朝3時に勉強する必要がありますか?

ありません。私の場合は、直前期に集中するための方法でした。睡眠を削ることよりも、本番と同じ時間の制限をつけて練習することのほうが、大切です。

※この記事は、私の学習の体験をもとにしたもので、スコアの向上や学習の効果を保証するものではありません。試験の形式は変わることがあるので、受験の前に、公式サイトで最新の情報を確認してください。

私が何者で、どんな経緯で英語をやり直しているかは、運営者情報に書いています。